花のかたちが多種多様なように、葉っぱのかたちもさまざまです。
今回も、ふしぎ先生が葉っぱのかたちについてお話します。
そして、いろいろなかたちの葉っぱを集めて水族館を作ってみました。
葉っぱは太陽の光をあびて、えいようを作ります。
そのため、植物は木のみきやえだののびる方向や葉っぱのかたちをくふうして
少しでも多くの太陽の光が木についている葉っぱ全体に行きわたるように工夫をしています。

木の上の方の枝は短く、下の方は枝を長くして葉に太陽が当たるようにしている三角形型です。
下の方のみきに近い内がわは太陽が当たりにくいので、あまり葉をつけない。
モミジイチゴ(バラ科)
葉っぱどうしが重ならないように一本の枝からでている葉を左右交互(こうご)につけている。
さらに、葉に切れ目が入っており、重なった下の葉にも太陽の光が当たるようになっている。
ネムノキ(マメ科)
もともとは大きなひとつの葉だったのが、切れ目をいれてニワトリのふわふわした羽のような細かな形にすることで 光が下の方の葉っぱまであたるようにかたちをかえている。
葉っぱレントゲン
一枚を四角にくりぬいて二枚をかさねると、葉脈が見えてレントゲン写真のように見える。
葉っぱの水族館
葉っぱのかたちは、サカナのかたちににていませんか?
いろいろな種類の葉っぱを集めて水族館を作ってみよう!
ふしぎな森のふしぎ先生
真板昭夫(まいたあきお)
北海道大学 国際広報メディア・観光学院 観光学高等研究センター特任教授
東京農業大学農学科卒業。自然環境研究センターにて野生動植物のワイルドライフマネージメント研究をされるなど、自然観察について造詣が深い。
「beポンキッキーズ」のサイトでは、「ふしぎな森のふしぎ先生」として自然観察のブログを担当。

このえいぞうは東京都西多摩郡檜原村(とうきょうとにしたまぐんひのはらむら)の森でさつえいしました。